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太陽光発電事業者の保守メンテナンスに関わる責任拡大|定期報告からの考察

2026 6/09
法令・義務
2026-01-302026-06-09

太陽光発電事業者の方は毎年定期報告の申請を行っていること思います。

今回は、低圧太陽光発電事業者向けにその定期報告の申請内容が変わったことからわかる経済産業省側の考えについて説明を行います。

定期報告って何ですか?

定期報告とは、太陽光発電事業者が年に1度報告する義務のある、運転費用報告のことです。

定期報告の登録内容は毎年のように変わってきており、この報告内容の変化からも国が何を取り締まろうとしているのか見えてくることがあります。

例えば何が変わっていったのですか?

定期報告において、もともとは発電量や保険料、固定資産税など運営にかかかる費用の報告が主な報告内容でした。

しかし、ここ数年で廃棄等の費用の積み立てに関する項目や委託に関わる項目が増え、特に委託に関わる内容について詳しく報告が求められるようになっています。

委託に関わる内容って何ですか?

委託に関わる内容とは、主に太陽光発電設備の管理を外注している場合の外注先の情報と、太陽光発電事業者がどのように外注を管理しているかという内容になります。

まずは、委託している外注先のから提出される報告書を定期報告に添付する必要が1年ほど前から必要になりました。添付された報告書は電子申請の代行を請け負うJPEAにて確認され、報告書に設備IDが記載されていないと再提出を求められるようになりました。

今回、太陽光メンテナンスサポート株式会社が定期報告のサポートをさせて頂く中で、太陽光発電事業者が外注先の監督をしっかりしてるのか確認するような内容が新たに追加されています。

委託先の監督について聞かれる理由って? 低圧太陽光発電設備事業者向け

太陽光メンテナンスサポート株式会社には太陽光発電事業評価技術者も在籍しており、日々最新情報の収集を行っています。

そういったセミナーなどからの情報を基に推察すると、委託先の監督を太陽光発電事業者が行うことが義務になり、特に今まで管理体制がない状態でも罰則を受けるリスクが低かった低圧太陽光発電設備において、何かトラブルが発生した場合、太陽光発電事業者への責任追及を行うためものと考えます。

以前、熱海にある太陽光発電設備で土砂崩れが発生して死者がでる災害が発生しました。そういった事故が発生した場合に太陽光発電事業者に責任があるのか、委託先、外注先である施工会社に責任があるのかあいまいな部分について、責任は太陽光発電事業者にあり、太陽光発電事業者には委託先、外注先を監督する責任があるとしました。

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2019/2/310221.html
目次

今回定期報告で何が追加されたの?

定期報告では下記文言が追加されていました。

「定期報告の内容等を端緒として、認定事業者が委託先に対する監督義務を適切に履行していないおそれが発覚した場合には、必要に応じて報告徴収・立入検査を行い、委託契約書の原本や監督義務の実情を詳細に把握したうえで、監督義務の不履行が確認されたときは、指導・認定取消しといった厳格な対応を行う。」

つまり、委託先・外注先の監督を太陽光発電事業者が行っていない場合は、確認に入り、不適格な場合は発電を止めますという内容です。

委託先・外注先の監督について

太陽光発電事業者の中には、太陽光発電設備が遠方にあり点検や除草を外注先に任せられている会社も多くあると思います。特に太陽光発電設備の施工を行った会社にそのまま点検を依頼していることはよくあります。

一方で、現場の状態が分からない状態のまま施工会社に任せたままにしていないでしょうか。メンテナンス契約を結んで作業を依頼いしているのだから、もし、点検や管理を管理会社がしていない場合、管理会社に責任があるので、太陽光発電事業者は費用を滞りなく支払っていればよいと考えられていないでしょうか。

関西の太陽光発電事業者の方で、メンテナンス会社に除草や点検を依頼していたが発電量が下がりすぎて原因が分からず、委託したメンテナンス会社に聞いても原因が分からない状態が続いていた会社様がありました。その会社様は太陽光メンテナンスサポートへご連絡いただき、当社が現地確認を行うと、除草も保守もほぼ行われていない状態でした。

この状態で何かトラブルが発生して、国が立入検査を行ったとするとトラブルの責任はメンテナンス会社ではなく太陽光発電事業者にあることになります。

太陽光発電の保守メンテナンスは信頼できる会社へ

太陽光発電事業において、除草や点検を行うメンテナンス費用は事業性を悪化させるコストでありなるべく安い方が良いと考える太陽光発電事者の方は多くいらっしゃると思います。

短期的な収益の観点では、その通りですが、不十分な点検や除草により発電量が低下する逸失利益や事故・トラブルなどの事業リスクの観点では安いだけではなく信頼できるメンテナンス会社への委託を推奨します。

太陽光メンテナンスサポート株式会社では、エネルギー管理士の資格を持つ技術者が点検の監修を行い、常に新しい情報、規制に準じた点検を行っています。太陽光メンテナンスサポートサポートでは福岡・佐賀・大分など九州一円で低圧を中心とした太陽光発電設備の定期点検・除草を行っています。

 

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この記事を書いた人

太陽光発電所O&M[オペレーションアンドメンテナンス]

福岡・熊本を中心に九州全域の太陽光メンテナンス全般に対応。
プライム市場上場会社にて太陽光発電所の建設・メンテナンスに10年従事。
36サイトのオペレーションアンドメンテナスを実施。

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