鳥ふん害によるパネルへの影響について
太陽光発電設備の現地確認を行う際に、たまに目にするのが鳥ふん害です。
鳥のふんには油分があり、付着乾燥すると雨などでは容易に溶けず受光障害となります。周囲の建物屋上や地上に鳩、カラス、その他の野鳥のふんが付着していないか、その量はどの程度か、付近の森林、樹木の有無などを調査し鳥よけ器具を設置の検討が必要になります。
太陽光パネルの一部に鳥ふんがあり受光障害となっても、そのパネル出力が完全になくなるものではありません。一部出力の低下で被害は限定的ですが、大量にあればパネルの出力が1/3~2/3程度に低下します。これが10年以上放置されれば損失は見過ごせません。
現地確認の際、メンテナンス業者との契約で目視点検のみ依頼している場合、見過ごされるか、ふん害ありとだけ報告されるかもしれません。弊社では基本的に目視点検+軽作業がセットになっていますので、そういった契約への見直しをお勧めします。