太陽光発電所運営の簡易化について

太陽光発電設備を複数運営されている事業者様は多くいらっしゃると思います。10か所の運営を超えてくると管理が煩雑となり、何も対策を行わなければ放置状態となり、トラブルが発生してからの対応になることがあります。対応が後手になる事で被害が拡大し、結果的に手間が多くかかってしまいます。

30か所を超える発電所の運営管理を行った経験から、下記3点について気を付けながら運営されることをお勧めします。

1.発電所情報の一元管理
発電所の場所から、システム構成、除草の時期、年次点検のタイミング、PCSの点検検収器などあらゆる情報を記録し、すべてをエクセル1Sheetに収める事で
俯瞰的に太陽光発電所の運営をイメージする事が出来き、次に何をすべきかが見え来るようになります。

2.スケジューリング
1年間の太陽光発電設備のイベントを計画し、スケジュール登録を行います。こうする事で今月のイベントに何があり、運営・対応の負荷を想定する事が出来ます。
また、対応の漏れがなくなり適切な運営管理が可能になります。

3.トラブル対応の記録・管理
トラブルが起こる太陽光発電所では、何度も同じようなトラブルが発生します。パネル交換やPCS停止などトラブルの内容を記録することにより、対策が立てやすくなり、また、調べる手間が減り素早く的確に対応が可能になります。

運営の簡易化には、いかにオペレーションをシンプルに管理し、対応を仕組化するかがポイントになってきます。