再エネ事業者のオンライン・オフラインの出力制御指示回数実績

太陽光発電設備を運営する中で、出力制御指示は収益に関わる大きな問題になっています。九州電力側としては出力抑制の緩和に向け本土へ電力を送る電力線の増強など方策を立てています。しかし、直近で改善するものではなく現在もなお特別高圧規模の太陽光発電設備が運転を開始しており、出力制御の指示頻度は改善されず続いていくものと思います。

九州電力では出力制御の指示回数について公開しており、2018年度~2021年度の出力制御指示回数を確認する事が出来ます。最大30回を上限とする旧ルールの再エネ発電事業者がオンライン化した場合の回数もこちらから確認する事が出来ます。


旧ルールでオンライン化した場合、高圧で指示回数が3回程度少ないことがわかります。また、特高の場合4回~5回少ないことがわかります。オンライン化した場合は、オフライン事業者と違い8時~16時までの8時間を確実出力停止する訳ではないため、よりメリットが高いことがわかります。



旧ルールの太陽光発電事業者の方はオンライン化が収益改善の一つの手段である事は間違いありません。残FIT期間、イニシャルコストとの兼ね合いとなりますのでお早目の検討をおすすめします。

出力制御オンライン化の詳細については下記サイトをご参照ください。

九州電力HPより 出力制御指示回数