太陽光発電所の除草作業中に草刈り機でケーブルを切った場合の対応方法

太陽光発電所の除草作業では、発電設備周辺の見通しを確保し、パネルへの影や設備の損傷を防ぐために、定期的な草刈りが欠かせません。
しかし作業中に草刈り機の刃が誤ってケーブルを切断してしまうトラブルは、発電所の現場で実際に起こりうるリスクのひとつです。ケーブル損傷は発電停止や設備故障につながる可能性があるため、迅速かつ適切な対応が求められます。
本記事では、万が一除草作業中にケーブルを切ってしまった場合に、現場でまず行うべきことをわかりやすく解説します。
安全と発電ロスを最小限に抑えるために、正しい対応方法を身につけておきましょう。
ケーブルを切った時まず最初にやる事は
1.どこのケーブルを切ったのかを確認
ケーブルにもいろいろな種類があります。太陽光パネルのストリング線なのか、接続箱から直流集電箱へ向かう線なのか、通信線なのか。どの線を切ったかによって対応の緊急度も変わるため切った線が何なのかの確認が必要になります。
2.完全に切ったのか一部切ったのかの確認
完全に切れている場合は電流が流れていないと想定できますが、一部切れている場合電流が流れておりより危険な状態です。周囲のブレーカーを切って電流が流れない状態にする必要があります。
3.電流測定
ブレーカーを切るなどして、電流測定器で電流が流れていない事の確認が必要です。
次にやる事は復旧作業
ブレーカーを切って電流が流れていない事を確認した後、仮復旧作業に入ります。
電気工事に携わる会社であれば、結線作業を行い絶縁テープなので巻くことで一次対応が可能です。
電気工事に携わっていない会社や個人の方であれば、太陽光発電所のメンテナンス会社を探し復旧の依頼を行う必要があります。
電流が流れていない状態であれば危険性の面では緊急ではありませんが、電流が流れている場合は急いで対応することをおすすめします。
正常な状態に戻すには
仮復旧作業により安全性や売電が確保された中で、元の正常な状態に戻していく必要があります。
断線したケーブルの種類によって対応方法は変わります。
場所によっては一時処置のままでよい場合もありますが、安全面から配線の張替えが必要になる場合もあります。こちらについては太陽光発電に詳しい電気工事店への確認が必要になります。
ケーブルの断線は最悪の場合、火災につながりますので慎重な対応が求められます。
同時に、草刈り機による除草でケーブルを切る事はよく起こりますので、予防対策が求められます。

当社、太陽光メンテナンスサポートは福岡、佐賀、熊本を中心に復旧対応しており、お電話やメールにてご相談可能です。
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