太陽光発電所出力制御のオンライン代理制御について⑤ 推計値

出力制御の対策としてオンライン化工事があります。これは状況によりますが数百万円かかります。ただ、500kW以上の旧ルールの事業者は2021年12月時点で44%が導入しているとのアンケート結果があります。それだけ費用対効果がある対策であることが想定されます。実際に投資回収は2M規模では数年の認識です。そのエビデンスの一つとして下記があります。出力制御量には2倍以上の違いがあるように見受けられます。こちらはあくまでも推計値ですのでイメージとして受け止めて頂ければと思います。オンライン化によるメリットについては、別の切り口からも試算可能ですのでそちらは改めて記載します。

② 太陽光のオンライン制御対象事業者の⽉間制御量(設備容量あたり)(推計値)︓ 2.8kWh/kW
③ 太陽光のオフライン制御対象事業者の⽉間制御量(設備容量あたり)(推計値)︓6.8kWh/kW注2
注2オフライン設備は本来1回あたり決まった時間制御(オンライン設備は必要時間のみ制御)するため、設備容量あたりの制御量はオフラインの⽅が多くなる。
引用:経済的出⼒制御(オンライン代理制御)について 2021年9⽉17⽇資源エネルギー庁