交流集電箱とは|太陽光発電設備の基礎用語

太陽光発電施設にある交流集電箱の画像

交流集電箱(こうりゅうしゅうでんばこ)は、パワーコンディショナ(PCS)の交流出力を系統へ接続するのに使用する遮断機を収納する機器です。

複数のパワーコンディショナの交流出力を一カ所に集める役割があるため、「パワーコンディショナの出力をまとめる中継・分岐のハブ」のような装置といえます。

交流集電箱を設けることで、電路管理の効率化や安全性・保守性が向上します。

交流集電箱のおもな構成や機能

交流集電箱の中には、以下のような機器が組み込まれています。

機能内容
ブレーカー(遮断器)各PCSからの回路を保護し、異常時に電路を遮断
電流計・電圧計出力電流や電圧を監視
SPD(サージ防護デバイス)雷などによる過電圧から機器を保護
端子台ケーブルを安全に接続するための端子