太陽光発電所の不具合・修理対応[通信異常]
山口市某所で通信異常が発生しPCS[パワーコンディショナ]が停止
太陽光メンテナンスサポートに1件の問い合わせがありました。PCS[パワーコンディショナ]が停止しており、原因究明のために現地確認を行ってほしいとのご依頼。通常、不具合が発生した場合、何も調べずに、すぐに現地に行くこと効率がよくありません。そのため、いつPCSが停止したのか、その際にはどのような警報が発せられていたのかなどの確認を行います。
今回は通信異常の警報が出て、そのタイミングでPCSが全台停止した案件でした。
現地でPCSメーカーと連絡を取りながら、原因をひとつひとつつぶしていく作業になります。
現地の状況を色々と確認すると、監視装置に電源が入っていない状態でした。
監視装置のON・OFFを行いましたが、監視装置に電源が入る事はありませんでいた。
監視装置に100V電源を送るアダプターも点灯しておらず、アダプターの故障を疑いました。
幸い、配線を加工する道具を持ってきており、100Vの電源を供給するとアダプターが正常に動いている事を
確認する事が出来ました。
そこで、監視装置に電気を送り込む電源側の電圧を測定するとほとんど電圧が来ていない状態でした。
そのため、電源側にトラブルがある事が判明。通常はPCSが停止しても電力会社からは電力が供給されているため
監視装置に電源が供給されます。そのため、継電器の不具合、商用配線の断線など様々な不具合の可能性があがり
今後、一つ一つ確認をしていく必要があります。
太陽光メンテナンスサポートでは定期点検に併せて不具合対応を行っています。
九州・山口エリアで不具合のある太陽光発電所がありましたが、お気軽にご連絡ください。[092-600-9200 担当:吉村]