太陽光発電施設における太陽光パネル撤去作業[導入実績]

今回、佐賀県内の太陽光発電施設において、太陽光パネル約300枚の取り外しおよび撤去作業を実施しました。
弊社はパネルの取り外しから運搬、廃棄物の適正処理まで一連の作業を実施しました。
作業の背景

当発電所では銅線などの盗難被害が発生し、その影響で太陽光パネルの撤去が必要となりました。
保険対応のため、すべての太陽光パネルについてシリアルナンバーと元の設置位置を記録し、確実な証跡を残すよう努めました。
将来的に同様の被害を防ぐため、新しい太陽光パネルの設置後には監視カメラを導入する計画を立案中です。
作業内容
- 草刈りの実施
パネルの取り外し前に施設内外の草刈りを行い、作業効率と安全性を高めました。
施設内の設備周辺や外周のフェンス付近では、設備を傷つけないためにナイロンカッター(草刈り機の刃)を採用しております。 - パネル取り外し
約300枚のパネルを専用工具で安全に取り外しました。金具のねじ穴を痛めないよう、最初は手回しで緩めるという手間を惜しまない方法を採用しています。
パネル1枚の重量は20kgもあるため、安全を考慮し複数人での作業となります。 - 金具の管理と再利用
パネル固定用の金具は再利用できるため、数量を徹底管理し紛失防止に努めました。これにより、依頼主の経費削減に貢献しています。 - 撤去作業
取り外したパネルは搬出後、産業廃棄物として処分業者に依頼する必要があります。
太陽光パネルは自分で分解したり、自治体の粗大ごみとして処分することはできません。処分費用はかかりますが、違反すると罰せられます。
産業廃棄物処理とマニフェストについて

太陽光パネルの処分は「産業廃棄物」として扱われ、処理にはマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付が義務付けられています。
まとめ
- 約300枚の太陽光パネルを撤去
- シリアルナンバー・設置位置をすべて記録
- 金具を再利用し、コスト削減
- 監視カメラ設置の提案で再発防止策を計画
- マニフェスト制度を遵守した適切な運搬
安全・確実な作業と法令遵守を徹底し、依頼主に安心していただける対応を実現しました。
弊社は単なる撤去作業にとどまらず、依頼主様が安心して設備を運用できるよう、将来を見据えた対策までご提供しています。
担当者へ質問

今回の太陽光パネル撤去作業で大変だったことは何ですか?

搬出する道路が狭かったので、大量の太陽光パネルを搬出するため、周辺住民の方に邪魔にならないように搬出作業中に気を付けることが大変でした。