太陽光発電設備のPCS点検頻度について
太陽光発電設備のメンテナンスについてお客様へご説明する機会が多いのですが、必要なメンテナンスについてイメージを持たれていない事業者様とお会いすることがあります。基本的には点検と除草についてまずはご説明する中で、お客様の管理体制についてお聞きしてご提案するのですが、PCSの点検は必ずご説明しています。
太陽光発電設備は一部の機器の損傷があっても、発電に大きく影響を与えることケースは少ないです。しかし、PCSに関わる部品の損傷が発生すればPCSは停止し、通常は原因究明、部品交換を行って復旧しますので発電に大きな影響を与えます。
PCSの内部温度異常によるPCS停止、基板の焼損等、PCSが停止する原因は様々です。PCSの停止時の対応については別途記載しますが、PCSの点検頻度はメーカー推奨に準じて実施することをおすすめします。通常5年毎点検が多いと思います。
ただし、メーカーが実施する場合、非常に高額になることもあり、弊社の場合はまずは見積を取った上で、杓子定規に5年毎に実施するのではなく、点検頻度と内容を検討しお客様と一緒に点検頻度を決めていっています。
PCSの点検頻度は、お客様の考え方と設備の外部環境を考えながら決めていくため、バラバラですが最低限10年に1度はメーカー点検レベルの点検を推奨します。