太陽光発電設備の経年劣化とPCS点検

PCSの点検は本当に必要か

太陽光発電設備の運営を長年続けられている事業者の方の中にはPCSの点検をしっかり実施されている事業者の方と、まったく点検をされていない太陽光発電事業者の方がいます。現地でオンライン化作業を行う中で、PCSの内部を開ける事がありますが、定期点検を実施していないPCS(パワーコンディショナ)の内部には埃、粉塵がたまっており油の様に粘り気を帯びていました。そのPCSで何かトラブルが発生している状態ではない為、問題はないという見方もできます。しかし、そういった粉塵は確実に機器の劣化スピードを上げてしまうと考えています。こういった清掃はPCSメーカーによる点検時に実施する事が多く、PCS内部の清掃だけをメーカーではない業者が請け負う事は少ないと思います。点検等で内部を見ないと気づかない箇所でもあります。

PCSの点検頻度はメーカー推奨が良いのか

点検・清掃の必要がある事は分かっていても、PCSメーカーによる点検は大手であればある程、値段が高くなります。そのため点検に躊躇する事、どのタイミングでやるべきかは迷うところになります。基本的には太陽光発電設備の根幹となる部品なのでノーメンテで20年は厳しいと考えており、現地の設置状況次第で点検頻度を検討していく必要があります。特に屋外設置で粉塵が舞うような場所であればメーカー推奨の5年毎の点検は抑える必要があるかもしれません。実際に点検を行うのか、部品交換だけ行うのか、内部確認をどう行うのかはお付き合いのある信頼できるメンテ業者へ相談する事をおすすめします。

少なくとも10年間の中で1回は必要

これは、弊社太陽光メンテナンスサポートの経験上になりますがPCSの故障は定期的に起きており、故障による急ぎの対応でご連絡を頂いたことも何度もあります。その原因究明や高額な修理費用が原因でお客様と弊社、メーカー側で何度も協議した経験があり、収益の逸失と修理費用、協議にかかる労力を考慮するとある程度のタイミングでPCSの点検や部品交換は考えていかない時計ない問題と認識しています。経験として最低10年に1回は何かしらの点検は必要になると考えます。

当社太陽光メンテナンスサポートでは、そういったメンテナンスに関するお悩みに無料相談を実施しています。お気軽にご連絡ください。