
太陽光メンテナンスサポート株式会社には日々、低圧太陽光発電所の出力低下に関するお問い合わせが届きます。今回は当社代表がお問い合わせの多い、出力低下の原因について説明します。このサイトの説明により、自社の発電所の不具合特定のヒントになります。
まずは売電収入が下がる原因は、大きく2つ。出力制御(仕組みによる減収)と設備の不具合があります。わかりづらいのですがしっかりと整理する必要があります。
どうやって出力制御か不具合か見分ければいいですか?
発電量低下の原因が主力抑制かどうかは監視画面を確認してみるとよくわかります。
下記のように、くっきりと何時間から何時まで0kWに近い状態で変化している場合、出力制御と考えられます。

出力制御が行われている場合、発電量低下か不具合かを判別する事が難しいので出力制御が行われていない日を探して分析していく必要があります。
出力制御が行われていない日と、その1年前の出力制御が行われていない日の発電量を比較することで不具合が発生しているかどうかを判断する事ができます。
出力制御とは
出力制御は、電力会社が電気の需要と供給のバランスをとるために、太陽光発電所から送られる電気を制限する仕組みです。
出力制御を受ける太陽光発電所はオンライン化されていることが前提で、オンライン代理制御によりオンライン化していない発電所は発電し続けますが、2か月後に売電収益から出力制御分を差し引かれます。
太陽光発電所のオンライン化とは
2012年から2015年ころに建設された、旧ルール、新ルールが適応されている低圧・高圧太陽光発電所の太陽光発電設備はインターネットと接続されておらず、電力会社がインターネットを通じて出力のコントロールできないことから、8時から16時など、エリアごとに定められた日中時間帯に発電できたはずの推定発電量を返還するオンライン代理制御が始まりました。
この出力制御を少しでも改善するため、太陽光発電設備をオンライン化(インターネットで電力会社と通信可能な状態)に改造する仕組みをオンライン化といいます。
発電量低下の原因が出力制御ではない場合

監視画面を確認して、明かに昨年よりも発電量が低下しているまたは、運転開始当初と比較して2割以上低下している場合は何か発電量を下げる要因があるものと思います。要因は様々です。
- PCSが停止している
- 太陽光パネルが割れている
- 監視装置が故障している
- 監視装置の通信が途切れている
- 停電でブレーカーが落ちている
- 雑草が生い茂って影ができている
このように、発電量が低下する原因は様々です。
太陽個の定期メンテナンスを行っている会社へ確認を取ると原因が分かる可能性があります。
発電所はこんな状態じゃないですか?|当社への問い合わせの例
当社に実際に来る問合せは下記のような内容です。
皆さん、発電量低下に苦しんでいる中、対応策を見つけられずにいらっしゃいました。
- 設備が10年を超えて古くなったがこのままで大丈夫なのか?施工会社から特に提案がない
- 現在のメンテナンス会社がPCSの交換を提案してきているが、本当にPCSが原因なのか?
- 発電量が下がっていることを伝えても明確な回答が返ってこないので、確認してほしい
- 施工会社に連絡してもうしっかり対応してくれない
- 定期的に送られてくる報告書ではよく分からない
なぜこのようなことが起こるのか?
施工会社にメンテナンスをそのまま依頼されている太陽光発電事業者の方は多いと思います。
一方で施工会社は数千万かかる設備を施工することが主な事業となっているケースが多く、メンテナンスの際に発見される不具合対応といった規模の小さな案件に対して積極的に取り組めないケースがあるように思います。
発電量低下の調査は難しい?
当社では、数多くの不具合調査を経験しているため発電量が低下している原因はある程度パターン化されてます。しかし、太陽光発電設備に知見がない事業者の方、新設を中心とした施工会社にとっては専門外であることから自ら特定することは難しく。また太陽光発電事業者の方は所有されている太陽光発電設備が遠方にあるため確認しに行くことも難しいケースがあります。
運転開始から10年経過後から発生する不具合とは?
太陽光発電設備を10年以上運用されている場合、次のようなことが起こりやすくなります。
- PCSの不具合: 原因不明の停止が定期的に起こる、エラー表示が消えない
- 通信の途切れ: 監視装置と通信が切れると、実際は発電していても、発電量が「ゼロ」や「低下」に見える。
- パネルの不具合: 割れ、一部のパネルの発電低下など
- ケーブルの劣化・断線: 草刈りや動物の被害が原因のことも
- 雑草や影: 運転開始時には想定していなかった影がかかることも
当社が推奨する確認内容
- 前年の同じ時期・同じ天気の日と、発電量を比べてください。[出力制御対象の日以外]
- PCSに、エラー表示がないかを確認してください。
- 監視画面の通信が、止まっていないか、警報が出ていないかを確認してください。
ここまでで原因が分からない場合は、現地での確認が必要です。
当社での調査の流れ
当社は低圧太陽光発電所の点検を年間90発電所以上管理しています。その経験を基に不具合の原因究明、解決を行ってきました。
当社では基本的に次の流れて調査を進めていきます。
1.フォームまたはお電話でご相談ください。
2.Web面談(30分程度)で、状況を伺います。監視画面の画像があれば、事前にお送りください。
3.原因と対策を、専門用語を使わずにご回答します。
4.ご納得いただいた場合のみ、現地調査・対策のお見積りをします。
遠方のオーナー様・複数か所をお持ちの方へ
設備が遠方にあり、確認に行けない方が多くいらっしゃいます。当社は、現場の状態を数値と写真をまとめた報告書でご報告します。また、不具合発生時にはWeb会議を活用して遠方でも安心して太陽光発電事業が行えるよう工夫しています。
太陽光メンテナンスサポート株式会社について
当社について
執筆:代表取締役 吉村暢祐(エネルギー管理士、一級電気施工管理技士、第二種電気工事士)。
住所:福岡県福岡市西区姪浜駅南4-8-19 陣川ビル
管理発電所数:95サイト
当社が選ばれる理由
1. 不具合特定の実績
太陽光発電所の不具合調査を、数多く経験してきました。のべ150サイトを超える発電所の原因究明を行い、施工会社が特定できなかった不具合の特定も行いました。不具合はある程度パターン化されています。監視データと現地確認を組み合わせ、原因を絞り込みます。
2. 設備と制度の両方に対応
エネルギー管理士と第二種電気工事士の資格を持つ代表が、自ら対応します。設備の不具合だけでなく、出力制御やオンライン化といった制度面も含めて、原因を切り分けます。
3. 施工会社を問いません
他社が施工した発電所でも、ご相談いただけます。今のメンテナンス会社の提案が適切かどうか、確認するだけのご依頼も可能です。
対応エリア
福岡県・佐賀県を中心に対応しています(北九州、久留米、福岡、飯塚、佐賀、唐津、八女、朝倉など)。大分や熊本等は、複数か所の太陽光発電所を所有されている場合ご相談ください。
