太陽光発電設備の運用サポート・コンサルティング事例①

 太陽光メンテナンスサポートでは点検等の定期のご契約を頂いたお客様へ無料の運営コンサルティングを行っています。現地確認の際の改善点など都度都度ご助言していく形になります。今回はその一例をご紹介します。
 発電量が少ないと思われるストリングがあるものの、電気主任技術者様による目視確認ではよくわからずこちらへご連絡いただきました。監視画面上から確かに電圧、電流値が低い事を確認、ただ、電気主任技術者様からの写真では外傷がない様子。写真だけでは判断ができない為、現地確認を実施しました。対象のストリングの電圧、電流を実測し、低下を確認。対象となるパネル12枚の目視確認を行うものの目立った外傷はありませんでした。次に配線をすべて確認、パネル裏面の接続部分も含め確認するも大きな外傷はありませんでした。そして、クラスター断線を発見する測定器でパネルを一枚一枚確認し、そこで1枚クラスター断線を示すパネルを確認しました。対象パネルの接続部を改めて確認すると小さな外傷を確認。異常が発生した日と照らし合わせながら検討し、雷による不具合である可能性が高いと判断、不具合発生日と現状の症状、外傷跡から雷による不具合として報告書を作成しました。
 事業者様は無事に、保険対応によりパネルの取替えを実施する事が出来ました。