低圧太陽光発電設備(50kW以下)のオンライン代理制御による影響

2023年5月末、6月末の九州電力送配電からの請求書類をみてびっくり!

九州電力管内では、2022年12月よりオンライン代理制御という取り組みがスタートして、50kW未満の低圧と呼ばれる太陽光発電設備に対しても出力抑制がかかるようになりました。実際に太陽光発電所が止まる事はありませんが、7月だと8時~17時までの9時間分×出力抑制日数の発電量が2か月後に売電収益から減額されます。特に4月は出力抑制の日数が多かったこともあり、6月末の請求書類が九州電力送配電から届いて驚かれた事業者の方もいらっしゃるかと思います。

九州電力送配電 オンライン代理制御の精算比率(2023年6月末時点)

月額のローンを返せない!

特に、2023年6月の出力抑制は回数が多く売電収益からローンを返済されている太陽光工事業者の方の中には、ローン返済額より売電収益が低く、手出しが発生している問う事態も起こっているようです。

低圧太陽光発電設備の規模、システム構成によっては改善が可能に!?

太陽光発電設備をオンライン化する事によって、売電収益を改善させることは可能です。
オンライン化についてはこちらをご参照ください。

ただ、低圧太陽光発電設備のオンライン化は慎重に考えていく必要があると考えています。
オンライン化にかかるイニシャルコストは一般的に20万~50万程度となりますが、もっと費用がかかる場合もあります。
10kW規模の発電所の場合、投資回収が全く見えないという事にもなります。

第37回系統ワーキンググループ JPEA2022年3月30日 太陽光発電のオンライン制御化に向けた課題と対応策 より引用

日頃のメンテナンス費用は改善できませんか?

太陽光発電設備の事は、太陽光メンテナンス業者、施工会社に丸投げしててよく分からない。とお考えではないでしょうか。
太陽光発電設備のメンテナンス専業会社であればメンテナンス会社を変更する事は可能です。太陽光発電事業者のお困りごとに費用面からも相談に乗れるメンテナンス業者への乗り換え、発電量改善を行っていく事で収益改善を目指す事が出来ます。

太陽光発電設備のメンテナンスご検討は太陽光メンテナンスサポートまで

太陽光メンテナンスサポートでは太陽光発電所のオンライン化だけでなく定期メンテナンスについても対応しています。(太陽光発電所の点検は義務化されています)当社への依頼をご検討の方はお気軽にお問合せください。