太陽光発電設備のオンライン化(出力抑制軽減)にはPCSの交換が必要!?
九州電力送配電によるオンライン代理制御が本格稼働、収益が激減中・・・
九州電力管内では、2022年12月よりオンライン代理制御がスタートし、今まで出力抑制の対象外であった500kW未満の太陽光発電設備未対象になりました。2023年3月~7月の間は特に出力制御が多かったことで、太陽光発電事業の収益に大きな影響を与えたことと思います。本件で当社へ多くお問い合わせを頂いていますが、月の収益がローンの支払額を下回って、赤字になり困っているとのお声もあります。
自動出力制御機能(オンライン化)により収益悪化の改善策があります!
低圧・高圧太陽光発電設備を自動出力制御機能(オンライン化)をつける事により、今後少なくとも残FIT期間中は出力抑制を軽減する事が可能になります。
なぜ軽減するのか、その仕組みについては、こちらをご覧ください。
簡単に説明すると、太陽光発電所をインターネットで電力会社とつなぐことで、電力会社が自由に太陽光発電所のON・OFFを出来る事から、電力会社が必要な時だけ発電所をとめる事が出来るようになります。それによって出力抑制対象日にきっちり8時~16時まで売電収益を減らされなくてすむという仕組みです。
自動出力制御(オンライン化)をするためには?
自動出力制御(オンライン化)の為には、パワーコンディショナ(PCS)の出力制御を行う機器(機能)を取り付ける必要があります。新たに機器を取り付けるか、今ある監視装置を改造するか選択しなければなりません。また、パワーコンディショナ(PCS)側が出力制御を受け入れる機能が付いているのか、新しく機能をつけるのか選択する必要があります。そして場合によってはパワーコンディショナ(PCS)に出力制御を受け入れる機能がないことからパワーコンディショナ(PCS)を交換する必要が出てきます。
パワーコンディショナの交換が必要なの?!
今回のオンライン代理制御で出力抑制の対象となった太陽光発電事業者の方は、10年程前からFIT制度(全量買取)で太陽光発電事業を行われている方が多く、太陽光発電設備自体が10年程度経過した旧式のパワーコンディショナ(PCS)で発電を行われています。そのため、出力制御を受け入れる機能が付いていない場合もありパワーコンディショナの取替えから考えていく必要があります。
出力抑制に困っていますがどうすればいいですか?
自動出力制御(オンライン化)は電力の需給調整のために行われる出力抑制・出力制御に効果的です。しかし、こちらに関しては太陽光発電の専門会社でないと工事や効果についての知見がなく、施工会社やメンテナンス会社へ見積もりを依頼しても遅々として進まない事があります。そういった場合、太陽光発電を専門に行っている会社へのご相談が良いと思います。太陽光メンテナンスサポート株式会社は太陽光発電を専門に扱っております。
太陽光発電設備のオンライン化ご検討は太陽光メンテナンスサポートまで
太陽光メンテナンスサポートでは太陽光発電所のオンライン化に対応しています。当社への依頼をご検討の方はお気軽にお問合せください。(担当:西間 TEL 092-600-9200)